オアフ島ワイキキビーチで長年にわたってサーフボードのレンタル業などを行っていた「スター・ビーチボーイズ社」と「ハワイアン・オーシャンワイキキ社」の2社が18日(木)、ワイキキビーチでの営業を断念。ワイキキビーチから撤退した。
スター・ビーチボーイズ社とハワイアン・オーシャンワイキキ社の2社では、ビーチボーイズと呼ばれる人々が個々に独立契約者として勤務していたものの、今回、ホノルル市が行った入札によって、同地区でのサービスを提供できるのがダイブ・オアフ社の1社となり、ビーチボーイズの人々からは反発の声があがっていた。
スター・ビーチボーイズ社とハワイアン・オーシャンワイキキ社は、15日(火)と16日(水)に、市からの許可なく営業を継続するとともに、裁判所に対し、2社のスタンドの撤去命令を一時的に差し止ることを求める訴えを起こしていたものの、17日(木)、裁判所側が2社の訴えを却下。スター・ビーチボーイズ社とハワイアン・オーシャンワイキキ社の2社はビーチからの撤退を余儀なくされることとなった。
なお、ビーチでの営業権を手に入れているダイブ・オアフ社では、ビーチボーイズの人々に対し、同社に勤務した場合には、福利厚生とより高い報酬を提供すると申し入れているものの、多くのビーチボーイズの人々は同社に雇用されることを拒否。ダイブ・オアフ社に対し、営業権の入札の際に、不当な入札を行い、スタンド運営の権利を手に入れており、ワイキキビーチで営業を行う権利はないと主張している。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ