太平洋ハリケーンセンターは、ハワイ諸島にハリケーン「レーン」が接近しているとして、市民に対して準備と注意を呼びかけている。
当局によると、21日(火)18:00の時点で、カテゴリー5の勢力を保った「レーン」は、ハワイ島カイルアコナの南南東約375マイル、ホノルルの南約535マイルに位置し、時速9マイルで西に移動中で、すでにハワイ島に暴風警報が発令されているほか、オアフ島とマウイ島に対しては暴風雨注意報が発令されている。
また、ハワイ州当局では、22日(水)にマウイ郡とハワイ郡の学校を休校としているほか、州や郡の政府機関も緊急閉鎖となっている。
このほかレーンの接近に伴い、マウイ島のハレアカラ国立公園が22日(水)16:00以降に一時閉園となるほか、23日(木)はカウアイ島以外のそのほかの島の国立公園が一時閉園、オアフ島のアリゾナ記念館でのツアー中止、ハワイ島のサウスポイント北側からコハラ間のビーチの閉鎖など、州内各地でもさまざまな影響が出ている。
なお当局では、今後、レーンがハワイ諸島にどれほど近づいてくるかは不明としながらも、23日(木)から25日(土)にかけ、ハワイ諸島各地でレーンの接近に伴う、大雨や強風、高波などの影響が出る可能性が十分にあるとして、市民に対し、引き続きハリケーン対策を行うよう促している。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ