ハワイ島に拠点をおく大手マカダミアナッツ加工会社のマウナロア・マカダミア・ナッツでは、現在流通している商品の一部が大腸菌によって汚染されている可能性があるとして、商品の自主回収を開始している。
同社によると、自主回収の対象となっているのは、9月6日から21日までにハワイ島のケアアウにある工場で生産された商品で、同社が取り扱っている缶入りのナッツやパウチ入りのナッツ、クッキー、チョコレートなど、21品目が自主回収対象商品となっている。
ハワイ州保健局では、当局が9月21日実施した井戸水の水質検査で、基準値を上回る大腸菌が確認されたと発表。9月5日に実施した水質検査では問題がなかったため、6日から21日の間に生産された商品が汚染されている可能性があると指摘していた。
なお、マウナロア・マカダミア・ナッツ社では、保健局と協力して施設の操業再開に向けた清掃作業等を実施しており、水質等の安全性が確認され次第、商品の生産を再開するとしている。また、今回の自主回収対象商品による健康被害等は現時点で確認されていない。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ