オアフ島とマウイ島のホテル従業員、約2700人が今月8日（月）よりストライキを行っていることに伴い、ストライキによってスタッフが不足しているホテル側が、臨時スタッフの募集を開始している。

スタッフによるストライキが行われているホテルでは、部屋の清掃サービスが行われないなど、宿泊客への影響も出ており、一部の宿泊客がホテルの対応についてソーシャルメディアを通して不満を拡散する事態となっている。

ストライキが行われているシェラトンプリンセスカイウラニでは、臨時スタッフの募集要項として、時給$23を支払うほか、勤務3日めでボーナスとして$300を支出するとしている。

ホテル側が臨時スタッフの募集を行っていることに対し、ストライキを行っている従業員からは不満が噴出。従業員のひとりは「臨時スタッフは私たちが毎日アロハスピリッツで行っている同等のサービスを提供することはできないでしょう。私たちがアロハスピリッツをもって仕事を行ってい事で、同じホテルを利用するリピーターが生まれているのです」とコメントしている。

なお、ストライキを行っているのは、マリオット社が運営、キョーヤ社が所有している、シェラトンワイキキ、ザ・ロイヤル・ハワイアン、ウェスティンモアナサーフライダー、シェラトンプリンセスカイウラニ、シェラトンマウイの5つのホテルに勤務している従業員で、賃上げや手当の改善などを求めている。

参考：ハワイ・ニュース・ナウ