ハワイ州のデーヴィット・イゲ知事は17日(火)、新型コロナウィルスの拡大防止のため、ハワイ州への旅行を計画している訪問者に対し、今後30日間にわたって渡航を自粛してほしいとの意向を発表した。
イゲ知事は17日に行われた記者会見で「訪問者に対して渡航を自粛するよう要請するのは、短期的にハワイ経済への大打撃になることを認識しているものの、新型コロナウィルスの拡大を食い止め、ハワイ州を通常の状態に一日も早く戻すことが大事です」とコメントしている。
このほかイゲ知事は、州公務員の一時的な自宅勤務への切り替えや、図書館や州立公園などの施設の一時閉鎖を表明しているほか、各種ツアーの一時休止や、バーやクラブの一時休業、映画館などの娯楽施設の一時閉館、教会などでの各種サービスの一時停止のほか、レストランに対してはテイクアウト営業のみにするよう要請するとともに、市民に対し、不要不急の外出を控え、隣島などに旅行した場合には、14日間の自主隔離を行ってほしいと呼び掛けている。
さらにイゲ知事は、今後、ハワイを船や飛行機で訪れる訪問者に対し、到着時に発熱していないか否かなどを確認する健康状態のスクリーニングを強化して行う予定であるとしている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ