ハワイ州のデーヴィット・イゲ知事は17日(金)に緊急の補足宣言を行い、新型コロナウィルスの感染拡大防止として、市民に対し、食料や医療などを扱う必要不可欠なビジネスでのマスクの着用を義務付けると発表した。
イゲ知事が今回発令したマスク着用令では、スーパーマーケットなどの商店や医療機関などの必要不可欠な業務の従事者のほか、サービス利用者にもマスクの着用を義務付けるというもので、サービス利用者は、室内だけでなく、外で待つ間もマスクを着用する必要がある。このほかイゲ知事は、サービス提供側に対し、社会的距離戦略ガイドラインの順守も要請。6フィート(約182㎝)の社交距離(ソーシャルディスタンス)の確保や入店できる顧客の人数にも制限を設けることなども指示している。
ハワイ州内では、カウアイ郡ですでに公共でのマスク着用が義務付けられているほか、ホノルル市のカーク・コールドウェル市長も週明けの20日(月)より、オアフ島で公共の場所でのマスク着用を義務付けるマスク着用義務令を発表していた。
なお当局では、着用するマスクは、医療従事者などが必要としている高性能のN95 マスクなどではなく、布製のマスクで十分だとしている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ