ハワイ州のデーヴィット・イゲ知事は25日(土)、数日前に発表された州内の生花店に対する一時的な営業許可を取り消すと発表した。当局は先週、母の日に合わせて5月4日(月)から1週間限定で、生花店に対して配達のみでの営業を一時的に許可すると発表していた。
イゲ知事は生花店に対する一時営業許可の取り消しについて「営業許可の決定は時期尚早で、営業許可を決定した人物にはその権限がなかったうえに、私は営業許可が出されたことを知りませんでした」とコメント。業種ごとにどのような対応をするのがベストなのかを検討し、生花店の営業再開に関しても将来的に決定を下したいとしているものの、25日(土)の時点では、生花店の営業再開時期については詳細を明らかにしていない。
オアフ島にある生花店は、3月23日(月)から発令されている自宅待機令に伴い、一時休業となっており、生花店のワタナベ・フローリスト関係者は「期間限定での一時営業許可の連絡を受けた直後にオンラインでのオーダーの受け付けを開始し、受け付け開始後48時間で500件の注文を受注しています。すでにオーダーに対応するための仕入れの手続きも行っており、営業ができない場合には莫大な損害となります」とコメント。3月からの一時休業によって、店舗の売り上げは97%減となっており、店舗によっては今回の一時的な営業許可の取り消しによって閉業する店舗もあるだろうとし、市民に対し、州政府に対して、生花店の一時的な営業を許可することを求める嘆願書へ署名してほしいと呼びかけている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ