ハワイ州のデーヴィット・イゲ知事は10日(水)、6月末までとしていたハワイ州外からの到着者に対する14日間の自主隔離措置を、7月末まで延長すると発表した。
イゲ知事は記者会見で、ハワイ州での本格的な観光業の再開時期についての詳しいタイムラインについて明言していないものの、新たなスクリーニング方法や、到着前の抗体検査の実施などの案についても検討中で、毎日数千人にのぼる州外からの訪問者を迎え入れるためには克服すべき多くの問題があるとしている。
イゲ知事はあわせて、来週16日(火)から隣島間移動者に対する14日間の自主隔離措置が撤廃されることについて、隣島の移動者に対する新スクリーニングの実施が、州外からの到着者を迎え入れる準備にもなるとコメント。16日(火)より、隣島間の移動者は飛行機を利用する際に健康状態に関する書類に記入したり、検温を受けたりする必要があるほか、体温が100.04℉(37.8℃)以上の場合には、搭乗を断られることになるとしている。
なお、ハワイ州外からの到着者に対する14日間の自主隔離措置が7月末まで延長となったことで、ハワイ州の観光業の本格再開は8月以降になる見通しとなっている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ