新型コロナウイルスの感染拡大を受け、ハワイ州内に居住している4万人以上の市民が、民間の健康保険の適用範囲を失っていることが明らかになった。
当局によると、新型コロナウイルスの感染拡大にともなって失業し、健康保険を失った人が増加し、政府が提供している一定の所得の人向けの無料公的健康保険であるミッドクエストプログラムや、高齢者などが利用できる公的健康保険のメディケアプログラムの利用者が急増。昨年9月の時点で約333,000人が加入していた公的健康保険の加入者が、約13%増の376,000人と過去最多を記録したとしている。
島別では、オアフ島でのミッドクエストプログラムの加入者が12.5%増、ハワイ島では10.4%増、マウイ島とカウアイ島ではそれぞれ16%以上増となっており、ハワイ州のジョシュ・グリーン副知事は「公的健康保険は、連邦政府からの基金と州の税収で賄われており、公的健康保険の加入者の増加は、将来的に私たちの医療制度に影響を与えることになるでしょう」とコメントしている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ