ハワイ州のデーヴィット・イゲ知事は5日(月)、カウアイ郡が試験導入を希望していた、到着者に対する2度めの新型コロナウイルス検査を実施するという案を却下した。
カウアイ郡のカワカミ郡長は先週、州外からの訪問者に対して行っているハワイ到着後14日間の自主隔離措置を条件付きで免除する「新型コロナの事前検査プログラム」が導入されることにあわせ、カウアイ島への訪問者に対し、カウアイ島到着後に陰性証明を提示していた場合でも、到着後数日間は隔離とし、再度検査を受けるシステムの導入を検討していることを明らかにしていた。
カワカミ郡長は「カウアイ郡が提示した到着後に再び新型コロナウイルスの検査を受けるという案は、ハワイ州到着時に陰性証明を提示するという州案の強化案で、到着後に再度検査を受けることで、カウアイ郡コミュニティに必要なレベルの保護を提供することを意味していました」とコメント。知事が同案を却下したことに失望しつつ、カウアイ郡ではすでに15,000個の簡易検査キットを確保しており、今後、これらのキットをどのように有効活用するか検討したいとしている。
ハワイ州のジョシュ・グリーン副知事は5日(月)、カウアイ郡が検討していた到着後に2度めの新型コロナウイルスを実施するという案について「不安に基づいて検討されている案で、不必要な検査であるり、陰性証明を受け取っても、1,000人に1人の割合で新型コロナウイルスに感染するリスクがある」とコメントしている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ