日本の大手旅行会社であるJTBが、3月までハワイ向けのツアーの催行中止を発表し、ハワイのレストラン経営者などから落胆する声があがっている。
JTBハワイ関係者は、3月までハワイツアーを催行しないことになった経緯として「新型コロナウイルスの感染者数が日本と米国の双方で増加しているため」との声明を発表。この決定に対し、ワイキキのレストラン経営者のひとりは「日本からの旅行者は地元のレストランや小売店などにとって重要なマーケットで、日本のツアー会社の催行中止期間が長引くことは、経済的にも大きな打撃となります」とコメントしている。
ハワイ州では、新型コロナウイルスのパンデミック発生前まで、年間に約150万人の日本人旅行者がハワイを訪問。ハワイを訪れる訪問者のうち、日本からの訪問者が米国本土からの訪問者に次いで多いほか、日本人訪問者の多くが州内で消費する金額がもっとも多い傾向があり、ホテル業界の専門家は、JTBなどの大手ツアー会社がハワイツアーの催行を見送ることで、ハワイ州の旅行業界だけでなく、地域経済にも大きな影響を及ぼすことになるでしょうとしている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ