州当局がサーフィン大会の全面中止を発表

2021.01.06

日刊ローカルニュース

ハワイ州当局は5日(火)、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、州内で実施予定のすべてのサーフィン大会を中止すると発表。中止期間は現時点では確定されていない。

州のビジネス経済開発観光局のマイク・マッカートニー局長はサーフィン大会の開催中止について「私有地で開催されるプロやアマチュアのイベントとは異なり、公共の場所での大規模な大会を開催することは、現在の状況では困難との決断に至りました」との声明を発表。この州当局の決定に対し、元トリプル・クラウン・オブ・サーフィンのエグゼクティブ・ディレクターであるランディ・ラリック氏は「大会が開催される際には非常に多くの人々が集まり、ソーシャルディスタンスの確保などは不可能となるため、今回の当局の決定は妥当なものです」とコメントしている。

ハワイ州では先月、マウイ島で開催中だったビラボンパイプマスターズの関係者の新型コロナウイルス陽性が確認されたとして一時中断。関係者によると、パイプマスターズ開催中には1,100回の新型コロナウイルスの検査を実施し、5名の陽性者が確認されていた。

ワールド・サーフ・リーグでは、新型コロナウイルスに対する懸念より、カリフォルニア州で開催予定だったサンタ・クルーズ・プロ・サーフの開催も延期しており、関係者は、今年4月にオーストラリアでチャンピオンシップツアーを再開し、来年の冬にハワイで2022年シーズンを開始することを望んでいるとしている。

参考:ハワイ・ニュース・ナウ

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