カウアイ島では、今月に入って先月の3倍以上となる28名の新型コロナウイルス感染者が確認されており、当局が警戒を強めている。
カウアイ郡当局によると、カウアイ島で3月の一カ月間に確認された新型コロナウイルスの感染者は8名だったものの、今月はすでに28名となっており、カウアイ地区保健官のジャネット・ベレマン氏は、カウアイ島での新型コロナウイルスの感染者の増加は、約3週間前に再開した「事前検査プログラム」の導入も一因である可能性があると指摘。しかし、事前検査プログラム再参加後、州外からカウアイ島に戻ってきた在住者の人数が、1日平均60人以上と3月の平均約24名から倍増しており、島で確認された感染者の約半数は州外から島で戻ってきた人や、戻ってきた人の濃厚接触者で、そのほかは市中感染であるため、州外からの訪問者の増加が新規感染者増の大きな一因であるとはいえないとしている。
なお、カウアイ郡はハワイ州内でもっとも新型コロナウイルスワクチンの接種が進んでいる郡で、すでに群民の約60%が少なくとも1回めのワクチン接種を完了している。
参考:KITV4