ハワイ州内で、医療機関に入院して治療を受けている新型コロナウイルスの患者数が増加し、今年1月以来の高水準に達していることが明らかになった。
当局によると、26日(月)の時点で州内にある医療機関に入院している新型コロナの感染者数数は92名で、そのうち89名が新型コロナウイルスワクチンの未接種者であるとしている。
ハワイ州では、12日間連続で1日あたりの新規感染者数が3桁台で増加。週末だけで新型コロナ感染者の入院者数も30%増となり、島別の入院者数はオアフ島が68名、マウイ島が15名、ハワイ島が9名で、そのうち20名が集中治療室で治療を受けている。
保健局関係者は、新規感染者の多くが基礎疾患を抱えている高齢者ではなく、ワクチンを接種していない健康な成人であるとコメント。ハワイ州のグリーン副知事も、より多くの人がワクチンを接種し、医療機関の患者収容状況を改善させるためにも、企業に対して従業員へワクチンを接種するよう働きかけるよう呼び掛けるとともに、これからワクチンを接種する人に対し、ワクチン接種後に$50分のレストランカードなどを進呈するプログラムを導入する案などの提示を行っている。
なお、病院関係者は、病院での患者収容人数が上限に達した場合、緊急性がない手術などの実施が延期される可能性もあるとしている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ