ハワイ州のイゲ知事が先週、州や市・郡当局の公務員に対し、新型コロナウイルスワクチンの接種を要求すると発表したことを受け、一部の公務員が当局によるワクチン接種の強制は違憲であるとして、当局を相手取った訴訟を起こすことを検討していることが明らかになった。
マウイ郡消防局の消防署員のひとりは、ワクチンを接種しないことで失業することになる可能性があるため、多くのワクチン接種を希望しない公務員は沈黙しているものの、すでに一部の公務員の中には、個人の選択の自由がある別の州への移住についても検討している人がいるほか、ワクチン接種以外の選択肢がない場合、法的措置を取ることも計画していると語っている。
ハワイ州当局は先週、州と市・郡の公務員に対し、8月16日(月)までに新型コロナウイルスのワクチン接種の証明書の提出を行うよう要求。ワクチン接種が完了していない場合は、毎週、新型コロナウイルスの検査を受ける必要があるとしているものの、現時点で、健康や宗教上の理由でワクチン接種を免除するといった免除条件については明確な詳細を明らかにしていない。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ