マウイ郡のビクトリーノ郡長は3日(金)、郡内にある飲食店での店内飲食を対象としたワクチンパスポートプログラムを導入すると発表した。
9月15日(水)よりマウイ郡で導入が予定されているワクチンパスポートプログラムは、マウイ郡内にある飲食店で店内飲食をする場合、新型コロナウイルスワクチンの接種証明書など、ワクチン接種が完了していることを示す必要があるというもので、ワクチンの接種証明ができない場合には、飲食店にある屋外席やテイクアウトサービスを利用することができる。
マウイ郡で飲食店を営業している関係者は「マウイ郡で新型コロナウイルスの感染拡大を制御する必要があることは理解しているものの、なぜ飲食店のみに限定した規制を行うのか疑問です」とコメント。そのほかにも、郡民からはワクチンパスポート導入することで、飲食店の利用者が減少し、経済にさらなる打撃を与えるだけになるのではないかとの懸念の声も上がっている。
なお、マウイ郡のワクチン接種率は57%と州内でもっとも低く、ビクトリーノ郡長は飲食店以外にもワクチンパスポート案を適用するか否かなどの詳細を近日中にも発表する予定であるとしている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ