最新のデータで、ハワイ州内では9月中に193名の新型コロナウイルスによる死亡者が確認されており、2020年3月以降、もっとも新型コロナウイルスの死亡者が多い月となった。
当局によると、9月の死亡者数は、8月の52名、7月の20名、6月の17名と比較して急増しており、専門家は10月中旬頃までは死亡率の上昇が続くのではないかとの見方を示している。
州保健局によると、州内で新型コロナウイルスに感染して入院した人や亡くなった人の大部分は、ワクチン未接種者だったものの、過去の感染拡大時と比較して、感染者の若年化が確認されているほか、死亡した人々のほとんどが「基礎疾患」を抱えていたとしながらも、その基礎疾患には、癌や心臓病の既往歴や高血圧などあらゆる疾患が含まれているとしている。
ハワイ州では、9月30日(木)の時点で、人口の約67.9%がワクチンを接種しているほか、約76.1%が少なくとも1回めのワクチン接種を終えている。また、地域別でもっともワクチンの接種率が高いのは接種率が70%のオアフ島で、反対にもっとも接種率が低いのは接種率60%のマウイ島となっている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ