ハワイ州保健局は22日(水)、新たに24件のオミクロン株の陽性を確認し、州内での新型コロナウイルスのオミクロン株の陽性者数が74名になったと発表した。
保健局によると、74件のオミクロン株の陽性者数のうち、そのほとんどがオアフ島内となっているものの、ハワイ島で4例、マウイ島で2例のオミクロン株の感染疑いが確認されており、今後、さらなる検査が実施されるとしている。
当局では、今回陽性が確認された症例は、12月7日から12月13日にかけて採取された検体から発見されたもので、専門家は「この変種による症例の割合は、2〜3日ごとに倍増するため、1週間以内に約8倍、2週間以内に感染例の大半がオミクロン株の感染になるだろう」とコメント。州内でオミクロン株の感染が拡大しているとの見解を明らかにしている。
ハワイ州のグリーン副知事は「多くの人々が新型コロナウイルスによって疲弊しており、市長などにも新型コロナウイルスの感染拡大防止のための大規模な規制を行うような予定はないようで、自己責任の問題となってきています」とコメント。当局関係者は、市民に対し、集会を制限したり、室内で集まったりするときはマスクを着用するなど、自己防衛策を取るほか、感染後の重篤化を防ぐためにも新型コロナウイルスのブースター接種を行うよう促している。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ