オアフ島ダウンタウンにあるハワイ・シアターで公演を行ったスターズ・オブ・アメリカン・バレエ団のメンバーで、ウクライナ出身のアントニア・スコビナさんが、ロシアの侵攻で壊滅的な打撃を受けたウクライナ人への援助をソーシャルメディアなどを通じて呼びかけている。
社交ダンスのチャンピオンでもあるアントニア・スコビナさんは、ロシアの侵攻以来、2,000人以上の人が亡くなったとされているマリウポリの出身で、「私の家族は生きているかどうかさえわかりません。家にいるのか、防空壕にいるのか、どこにいるのかもわかりませんが、観客の前で踊ることは、家族が直面しているであろう厳しい現実に対処する力を与えてくれます」とコメントしている。
スコビナさんは、アメリカとその同盟国による人道的支援やロシアへの経済制裁を歓迎しているものの、それだけではウクライナの人々へのサポートは十分ではないとして、自身のソーシャルメディアを使って、戦争で荒廃した人々をサポートしてもらいたいとの呼びかけを続けている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ