ハワイ州では25日(金)23:59に、米国内からの到着者に対して実施していた新型コロナウイルスの感染拡大防止策「セーフ・トラベル・プログラム」が終了している。ハワイ州ではセーフ・トラベル・プログラム導入後、約1,200万人の到着者が同プログラム下でスクリーニングを受けていた。
セーフ・トラベル・プログラムでは、ハワイ州到着後の検疫を回避するために、他州から国内線を利用してハワイに到着する乗客に対し、新型コロナウイルスのワクチン接種証明または、陰性検査の結果のほか、健康診断書の記入などを求めていた。
当局では、セーフ・トラベル・プログラムの終了にともない、空港内に設置してあったカウンターなども撤去。また、114台のサーマルスキャンカメラの一部も倉庫で保管されることになるとしている。
関係者は「セーフ・トラベル・プログラムは終了となりましたが、ウイルスがいなくなったわけではなく、パンデミックが終了したということでもありません。我々は同プログラムが将来的に再開された場合に備え、施設や設備をすぐに使えるようにしておく必要があります」とコメントしている。
なお、25日(金)23:59には、屋内でのマスク着用措置も終了しているものの、連邦政府のガイドラインでは、公共交通機関でのマスク着用は4月18日まで継続されているため、空港や飛行機内、オアフ島内で運行しているザ・バスやハンディーバンなどの公共交通機関でのマスク着用が必要となっている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ