ハワイ州では、屋内でのマスク着用措置が撤廃となったものの、州教育局では引き続き教室内でのマスク着用措置を継続するとしており、保護者からマスク着用措置に対する指示と不支持の双方の意見が出ている。
CDC(疾病予防管理センター)では、約1カ月前に新型コロナウイルスの感染拡大防止に関するガイドラインを更新。新型コロナウイルスのレベルが低または中程度の教育現場において、屋内でのマスク着用を義務化しないと発表しているものの、州当局側は、国立衛生研究所が行った研究で学校でのマスク着用義務化政策により、新型コロナウイルスへの感染が約72%減少したとの報告もあり、マスクの着用は有効であるとしている。
教室内でのマスク着用に賛成するとしている保護者のひとりは「パンデミックからエンデミックに変わったとはいえ、家族の安心と子どもたちの安全のためなら、屋内ではマスクを着用させてもまったく問題ありません」とコメント。いっぽう屋内でのマスク着用に反対を唱える保護者のひとりは「私たちはマスクが子どもたちの社会的・情緒的健康に与える影響を目の当たりにしてきました。リスクが低くなっているのであれば、マスクを着用をするか否かは個々の判断に任せるべきです」としている。
なお、教職員の多くが加盟しているハワイ州教職員組合は、生徒と教育者が1日に7時間も一緒に室内で過ごしているため、教室でのマスク着用措置を支持するとしている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ