児童福祉擁護団体と州の法執行機関は、ハワイ州内での児童虐待や育児放棄の事例が急増していると発表した。
チルドレンズ・ジャスティス・センターズ・オブ・ハワイによると、2021年度に虐待や育児放棄の疑いのあるとされた児童との面談数は1,000名超となり、前年の776名から急増したほか、虐待などが原因で医療機関を受診することになった児童のケースも増加したとしている。
また、2020年度に616名の子どもの支援活動を行ったというオアフ島のオアフ子ども司法センターによると、2022年の最初の数カ月間だけでも、同センターにサポートを求める子どもの人数が増加傾向にあり、関係者は、新型コロナウイルスのパンデミックによって自宅にとどまっていた子どもたちが、学校などでカウンセラーや友達に虐待ついて話す機会が増えたことも、虐待や育児放棄の発覚件数が増加している一因ではないかとしている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ