ハワイ郡当局が、ハワイ島北部のハマクア地区にあるワイピオ渓谷へのアクセス路であるワイピオ渓谷道路の利用制限を行っていることを受け、ネイティブハワイアンの人々などが参加しているコミュニティグループのMalama I Ke Kaio Waipioのメンバーが、ハワイ郡とロス郡長を提訴したことが明らかになった。
ハワイ郡当局では、今年2月に急勾配の道路に落石や浸食の危険があるという評価結果を理由にワイピオ渓谷道路に関する緊急ルールを発令。ワイピオ渓谷道路は現在、一部の住民や関係者をのぞき利用不可となっている。
今回、当局とロス郡長を提訴したコミュニティグループ関係者は、断崖絶壁で囲まれたワイピオ渓谷はハワイアンの人々にとって聖地ともされている場所であり、その大切な場所へ一部の人を除いてアクセスできない状況にしているのは違法であると主張している。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ