マウイ郡消防局に、新しい双発のヘリコプター「Air 1」が導入されることが決定。当局では、新しいヘリコプターの導入により、より広範囲でより多くの人命を救うのに役立つことになると期待を寄せている。
新しいヘリコプターは、搭載できる水の量が既存機の3倍、乗客も3倍近く収容できるため、マウイ消防局のブラッドフォード・ベンチュラ署長は「新しいヘリコプターは、より多くの貨物、より多くの消火能力、より多くの救助能力を備えています。先週だけで、マウイ島では6件の山火事が立て続けに発生するなどしており、新しいヘリコプターの導入には絶好のタイミングです」とコメントしている。
マウイ郡では、今年に入ってからすでに84件の山火事に対処。同郡での山火事の発生件数は、昨年の同時期が71件、一昨年は59件で、今年はラニーニャ現象で山火事の季節が早まっており、当局では、新たなヘリコプターが、野外での消火活動でより効果的な消火力を発揮するだろうとしている。
なお、最新のヘリコプター「Air 1」は、7月1日より稼働開始予定となっている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ