ハワイ島の溶岩地帯にあるオーシャンビュー地区で8日(水)17:30ごろ、6名が搭乗していたツアー用ヘリコプターが墜落。パイロット1名と乗客5名の計6名が負傷した。
当局によると、墜落したのはパラダイス・ヘリコプターズ社が所有しているベル407型機で、搭乗していた19歳の女性がコナ・コミュニティ病院に空路で搬送されたほか、10代の女性2人、23歳の男性、48歳の男性、54歳の男性の5名も救急車で病院に搬送されている。なお、墜落現場は最も近い道路から1マイル以上離れていたため、パイロットと乗客5人の救助のためにヘリコプターで現場に向かうことになったとしている。
パラダイス・ヘリコプターズ社を運営するK&Sヘリコプターズのカルビン・ドーン氏は事故後に「乗客、乗員、そしてその家族のケアは、私たちの最優先事項です」とし、今後、当局による墜落に関する原因究明に全面的に協力するとコメントしている。
パラダイス・ヘリコプター社は過去に数回墜落事故を起こしており、2019年には4名が搭乗していた同社が州と契約している機体がオアフ島のセイクリッドフォール付近で墜落したことがあるほか、2013年には、別のパラダイス・ヘリコプターズ社のヘリが、パイロットがエンジントラブルを報告した後、ヒロで硬着陸する事故などが確認されている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ