当局が発表した最新のデータで、オアフ島カイルア地区にある少年院に入所している女子の人数がゼロになったことが明らかになった。
当局によると、カイルアの施設に収監された女子の減少は、2018年から2022年にかけて42%減少。関係者は、少年院から地域社会のプログラムや精神保健のサポートに子どもを方向転換させるという数年にわたる関係各所の努力のたまものによるものであるとしている。
専門家のひとりは「収容される子どもたちの多くは、貧困、虐待、薬物中毒、精神衛生上の問題など、家庭内でのトラウマを体験しています。我々はトラウマに配慮したケアをプログラム全体で継続的に行い、こうした問題に直面している子どもたちひとりひとりのレベルに対応しようとしています。それぞれのシステムが連携し、早期に問題に介入し、罰ではなく癒しとサポートで対応するようにできるようにすることが必要です」とコメントしている。
少年院とカワイロアユース&ファミリーウェルネスセンターの管理者であるマーク・パターソン氏は、大幅な改革が行われる2014年前までは、同施設に収容されている少年少女の人数は100名を超えていたものの、現在は15名ほどが収容されているのみとなっているとし、少年院の収容人数が減少傾向にあることは、関係各所が正しい方向に進んでいるという意味でも良い兆候であるとしている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ