ハワイ州が、政府主導の全国的なサル痘ワクチンの割り当てシステムに参加する最初の州のひとつとなったことが明らかになった。
CDC(米国疾病対策予防センター)によると、全米では6月28日(火)の時点で、ハワイを含む27の州とコロンビア特別区で306例のサル痘の感染者を確認。そのうちハワイ州での感染者数は、5人の確定患者と1人の推定患者となっている。
バイデン政権は今回、サル痘の感染拡大防止策として、ハワイ、マサチューセッツ、ユタ、イリノイ、ニューヨーク、ロードアイランド、カリフォルニア、コロラド、フロリダとコロンビア特別区に対し、サル痘ワクチンの割り当てを決定。関係者は、ワクチン配布の草案は、各州における感染者の確定症例と、この病気のリスクがあるとみなされる人口との比率に基づいて行われたとしている。
なお、ハワイ州ではすでに6月6日(月)からサル痘ワクチンの接種が行われており、ハワイ州のイゲ州知事は「必要な人にはすでにワクチンを投与しているほか、ワクチンの在庫もあります。我々は、さらに数人の患者が出るかもしれないと予想していますが、地域社会への広がりはありません」とコメント。州でのサル痘の症例の封じ込めに成功したと信じているとしている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ