国土天然資源省は、オアフ島のアラワイ・ハーバーの新たな再開発計画を発表した。アラワイ・ハーバーでは、10年以上前から再開発に関する検討が行われているものの、2009年にハーバー周辺にチャペルなどを建設する計画を発表したディベロッパーが倒産するなどして、再開発計画がとん挫する状況が続いていた。
当局が今回明らかにした再開発計画は、ハワイ大学コミュニティデザインセンターと共同で作成されたもので、ハワイプリンスホテルの近くにプロムナードや高架の遊歩道を設置し、カイザーの駐車場に、ボードやカヌーのためのロッカーが設置されたサーフセンターを併設するほか、現在の港湾局近くの駐車場をいくつかの集会所のある公園にする計画などが含まれている。
同地区選出のシャロン・モリワキ州上院議員はアラワイ・ハーバーの再開発計画について「ワイキキやワイキキの玄関口としてだけでなく、州にとっての真の宝石となるよう、私たち全員が一丸となる必要があります」とコメント。港周辺を緑豊かで歩きやすい市民の憩いの場にしたいとしている。
なお、今回発表された再開発計画は、今後、州の土地委員会の承認を得る必要があるほか、承認後には開発業者の募集などが行われる見込みとなっている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ