ハワイ州保健局は10日(水)、州内で 米バイオ医薬品会社ノババックス社が開発した新型コロナウイルスワクチンの接種が可能になると発表した。
ノババックス製ワクチンは、ファイザー社やモデルナ社の「mRNAワクチン」とは異なり、B型肝炎、百日咳、帯状疱疹など、米国では30年以上使用されているタンパク質サブユニットを使用したワクチンで、州保健局長のリビー・チャー氏は「ファイザー社とモデルナ社のmRNAワクチンの成分にアレルギーがある人々や、何らかの理由でワクチン接種に消極的だった人々に新たな選択肢を提供することになります」とコメントしている。
ノババック製ワクチンは現在、オアフ島の5ミニッツ・ファーマシーとハワイ島カイルアコナのセーフウェイの薬局で提供しているほか、カイザーパーマネンテでも事前予約を受け付けている。
なお、ノババックス製ワクチンは18歳以上が対象で、ファイザー社やモデナ社のワクチンと同様に、2回接種が必要で、2回めの接種は、1回めの接種から3〜8週間後となっている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ