NOAA(米海洋大気局)は、オアフ島のノースショアで8月3日(水)に絶滅危惧種であるハワイアンモンクシールのベビーが誕生したと発表した。
今回ノースショアで出産したのは、Right Spot(ライトスポット)という名前で認識されているハワイアンモンクシールで、PO9と呼ばれる予定となっているベビーは、ライトスポットの14番めの子であるとしている。
専門家によると、ハワイアンモンクシールは通常、出産時には自身が生まれたビーチへ戻ってくるため、ライトスポットは過去に何度も出生地であるモロカイ島で出産。今回、初めてオアフ島で出産を行ったとしている。
当局側は、ライトスポットが今後しばらくはノースショア周辺で子育てを行うと予想。絶滅危惧種のモンクシールの母子を保護するため、周辺への一般の立ち入りができないよう配慮するとともに、市民に対し、出産直後で子育て中の野生動物は通常と比較しても攻撃的になりやすいため、モンクシールが安心して子育てできるよう、離れた場所から見守ってほしいと呼びかけている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ