ハワイ州内で食べ物を必要としている人々のサポート活動を行っている非営利団体「ハワイ・フードバンク」は今週末、オアフ島全域で毎年恒例のフードドライブを開催。市民にサポートを呼び掛けている。
連邦政府の統計によると、インフレなどによってハワイ州内の食費は昨年に比べて10%上昇しており、フードバンク関係者は「新型コロナウイルスのパンデミックと前と比較して、サポートが必要な人々の割合は50%ほど増加しています。今年は食料の購入だけで800万ドルを費やすことになると試算しているほか、食料運搬などの輸送費も高騰しており、食費と輸送費の負担が倍増しているのです」とコメント。より多くのサポートが必要であるとしている。
なお、ワイアナエ・コースト総合保健センターでは、パンデミック発生以来、600万ポンドの食料を配布してきたものの、インフレの影響でニーズは過去最高水準に達しているほか、毎週740人の高齢者に食品を提供するなどのサポートを行っている団体によると、先月だけで対象者が30%増となっており、フードバンクのニーズはより高まっている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ