州当局は10日(月)、州内で薬物過剰摂取による死亡者数が急増しているとして、市民に対して警告を発している。
保健局の専門家によると、2021年10月から2022年9月の間に、州内で救急隊が対応した合成麻薬のフェンタニルの過剰摂取関連の通報件数は合計132件で、そのうち24件は9月の一カ月間のものとなっており、当局関係者は、州内のフェンタニルの過剰摂取数が急増していると言っていい状況にあるとしている。
また、ホノルル市の救急医療サービスの隊員も、今まで2週間に1回ほどの頻度だった島内での薬物過剰に関する通報が、ここ最近は2週間で5回ほどに増加していて、その多くがフェンタニルの過剰摂取が原因となっているようだと語っている。
なお、過去1年間の島別のフェンタニルの過剰摂取による死亡者数は、オアフ島が44、ハワイ郡が36、マウイ郡が28、カウアイ郡が24で、専門家は、過去1年以内の過剰摂取の大部分は近隣の島々で発生しているとしている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ