ホノルル市当局では、オアフ島ワイキキの主要道路のひとつであるクヒオ通りに、市バスの専用車線を導入する案を進めている。
市当局が進めているバス専用車線の導入案では、クヒオ通りの右側車線を、市バスや民間バス、トロリー、自転車などのみが利用できる専用車線とするというもので、ワイアラエ・カハラ地区委員会のリッチ・タブリン委員長は「ワイキキで唯一、車両が対面通行できる大通りなので、専用車線を設けることは利便性の向上のために必要な措置です」とコメントしている。
当局では、2020年にオアフ島のキング通りにバス専用車線を導入。キング通りのバス専用車線の導入には、約17万8,000ドルの経費が投じられたものの、専用車線の敷設によってバスでの移動時間が最大で30%改善されており、ワイキキでもバス専用車線の導入によって渋滞が緩和されるのではないかと期待されている。
なお、当局では来年末までにはバス専用車線を導入する予定で、2023年初頭には、該当する地域の土地所有者やコンドミニアム協会などに対して、バス専用車線を示す標識の設置などについての最新情報が提示される見込みであるとしている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ