アメリカインド太平洋軍は25日(火)、燃料漏れによって水質汚染問題を引き起こしたオアフ島レッドヒル地区にある燃料タンクの燃料抜き取り作業に着手したと発表した。
当局では今回、レッドヒル地区の燃料タンクに貯蔵されている燃料を、近隣の真珠湾ヒッカム統合基地内にある巨大な地上タンクに移送する作業を開始。火曜日の時点で、3本のパイプラインのうちの1本から約93,000ガロンの航空燃料が抜き取られ、基地内にある貯蔵タンクに保管されたとしている。
レッドヒルにある燃料タンクから燃料が抜き取られるのは、昨年11月20日に発覚した燃料流出事故以来のことで、関係者は、現時点でパイプラインのバルブなどで燃料の漏れなどの問題は確認されておらず、燃料の抜き取り作業も問題なくできると確信しているとコメントしている。
なお、レッドヒル地区の燃料タンクから抜き取る必要がある燃料の量は100万ガロン以上で、燃料の抜き取り完了には6日ほどかかると試算されている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ