ホノルル警察(HPD)のローガン署長は28日(水)、オアフ島初となる公共の場での銃器携帯を認める銃器携帯許可証に署名を行った。
HPDでは現在、56件(40名分)の銃携帯許可証の審査を実施中で、今回、最初の銃携帯許可証が認可されたこととなる。
ローガン署長は市民の銃携帯に関して「許可証を取得した人は、実際に銃を携帯する際には人目に付かないようにしなければならない」とコメント。また、ホノルル市のブランジアーディ市長も公共の場での銃器の携帯を求める市民の要請を認める銃携帯規制案を承認しているものの、学校、市庁舎、公立公園、市バスの中など、公共の場での銃の携帯を禁止する規則案の制定を提案している。
米国では、連邦最高裁判所がけん銃の携帯を制限しているニューヨーク州の州法について、銃を所持する権利を保障する憲法に違反しているという判断を示したことを受け、銃器の携帯を求める市民からの申請が増加。ホノルル市でも連邦最高裁の決定後より、銃の携帯に関する許可申請書の提出が増加している。
なお、オアフ島内で銃の携帯許可証を取得するためには、犯罪歴や精神疾患の有無などのチェックを受ける必要がある。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ