ハワイ火山観測所は5日(木)、ハワイ島のキラウエア山の噴火活動が約1カ月ぶりに再開したと発表した。キラウエア山での噴火活動は、2022年12月9日に一旦停止していた。
ハワイ火山観測所によると、噴火は5日(木)16:30過ぎにスタート。ハレマウマウ火口内にいくつかの溶岩が吹き上がっている箇所が確認されており、関係者は「今までハワイ火山国立公園でたくさんの噴火活動を見てきましたが、ハレマウマウ火口でこれほど多くの溶岩が流出しているのを見たことはありません」とコメント。今回の噴火活動は新たな噴火ではなく活動が継続していることを示しているとの見方を示している。
当局では、今回の噴火活動がいつ収束するかは不明であるとしながら、現時点で噴火活動はハワイ火山国立公園内に限定されており、居住地域に脅威を与えることはないとするとともに、今後も噴火活動の推移を注視していくとしている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ