NOAA(国立海洋大気局)は、当局のリハビリ施設で治療を受けていた、アレナ、レレフア、イカイカの3頭のハワイアン・モンクシールが無事に海へ戻ったと発表した。
NOAAによると、今回海へ戻ったのは、昨年、パパハナウモクアケア海洋国定公園のミッドウェイ環礁近くで栄養失調状態で保護されていた3頭のモンクシールで、当局が保護後、ハワイ島カイルアコナ地区にあるケ・カイ・オラ海洋病院で数カ月にわたって治療を行い、先月、ミッドウェイ環礁での3日間の一時的なリリースを実施。野生に戻るのに十分な健康状態であることが確認されたため、今回、海に戻ることが決定したとしている。
なお、ハワイアン・モンクシールは絶滅危惧種に指定されており、当局では今回保護して野生に戻ったモンクシールに衛星タグなどを装着。引き続き3頭の観察を継続するとしている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ