オアフ島ワイキキのカイマナビーチで14日(金)、絶滅危惧種であるハワイアンモンクシールのベビーが誕生。当局では、ビーチに子育て中のモンクシールの母子がいるとして、ビーチの訪問者に対し、モンクシールに接近しすぎないよう注意と理解を求めている。
今回カイマナビーチで出産したのは、2021年にLolii(ロリイ)と名付けられたベビーを出産し、RK96またはKaiwi(カイウィ)という名前で認識されているハワイアンモンクシールで、12歳のカイウィにとって今回の誕生したベビーは5番めとなっている。
当局側は、今後5~7週間はカイマナビーチで子育てが行われる見込みで、絶滅危惧種のモンクシールの母子を保護するため、周辺への一般の立ち入りができないよう配慮するとともに、市民に対し、出産直後で子育て中の野生動物は通常と比較しても攻撃的になりやすいため、モンクシールが安心して子育てできるよう、離れた場所から見守ってほしいと呼びかけている。
なお、ハワイ固有の絶滅危惧種として知られているハワイアンモンクシールの現在の生息数は1,600頭未満となっている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ