ハワイ州運輸局長のエド・スニッフン氏が、州内でのスピード違反車両の新たな取り締まり方法として、速度監視カメラシステムの導入を希望するとの見解を示している。
スニッフン氏は、ホノルル警察の警察官によるスピード違反の取り締まりは、都市部や高速道路に集中する傾向があると指摘。オアフ島内で試験導入されている赤信号取り締まりカメラと同様のシステムを導入して、スピード違反が原因の交通死亡事故が多発しているワヒアワ地区とワイアルア地区間のカウコナフアロードなど、警察官による速度取り締まりがあまり行われていない場所にカメラを設置すれば、多くの人員を必要とせずにスピード違反の取り締まりを行うことができるとしている。
ホノルル警察では、2022年に約28,000件のスピード違反に関する違反切符を発行。そのうち、約20,000件がフリーウェイ上でのスピード違反で、頻繁に交通事故が発生しているカウコナフアロードでの年間のスピード違反数は14件のみとなっている。
なお、今回運輸局長が導入を希望するとしたスピード違反取り締まりカメラに関しては、今後、導入するか否かに関しての審議や法整備が必要となるものの、今会期中に同案に関する審議等を行う時間はないため、同案の導入に関してはまだまだ時間がかかる見込みとなっている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ