NOAA(米海洋大気局)は12日(月)、オアフ島ノースショアで雌の若いモンクシールが死亡しているのが確認されたとして、死因などについて調査を開始している。
当局によると、今回死亡が確認されたのは、RS48としても知られ、2023年2月23日生まれのモンクシール「ホオマウ・レフア」で、ハワイ海洋動物対策は RS48ホオマウ・レフアの亡骸をオアフ島フォード島にあるNOAAの施設に移送。今後、NOAAで死因を特定するための検死を行い、最新情報が入手でき次第、死因などに関する情報が提供される見込みとなっている。
オアフ島では、今年3月にもハワイアンモンクシール「マラマ」が、鈍器によって殴られて死亡しているのが確認され、当局では現在、マラマの死亡に関する情報提供者に対して$5,000の懸賞金を提供すると発表し、市民からの情報提供を呼び掛けている。
なお、ハワイアンモンクシールは、絶滅危惧種法と海洋哺乳類保護法によって保護されている世界で最も絶滅の危機に瀕している種の一つで、ハワイの主要な島々で確認されている個体数はわずか1,500頭ほどとなっている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ