オアフ島のパシフィックハイツ地区周辺では、野生の豚による被害が拡大しており、今週末にも猟師による捕獲作業が実施される予定となっている。
パシフィックハイツ地区では、多くの住民が、自宅周辺や路上などで徘徊する野良豚の姿を目撃しており、同地区在住のマーサ・ノイスさんは「自宅周辺に小さな野良豚がいるということは、大きな豚もいるということです。豚たちは鼻を鳴らしながら接近してきて怖いです」とコメント。別の住人であるスタンフォード・マスイさんは「過去2年間でパシフィックハイツでの野生の豚の問題は悪化しており、何らかの対策を取る必要があります」と語り、野良豚を捕獲すべく、オアフ島豚猟協会の協力を求めたとしている。
オアフ島豚猟協会のロイ・カイノア会長は、野良豚の捕獲方法について、狩猟者は許可を得た場合にのみ私有地に罠を設置するほか、銃を使用せず、弓、ナイフ、GPSとショック首輪を備えた狩猟犬を使って捕獲を行うとコメント。パシフィックハイツ地区での野良豚の捕獲作業は、14日(金)と15日(土)に実施予定であるとしている。
なお、オアフ島豚猟協会によると、ヌウアヌウ地区では1カ月間で約80頭の野生の豚が捕獲され、捕獲された豚はスモークポークやソーセージに加工されたとしている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ