ハワイの著名なウクレレ製作者であるフレデリック・カマカ氏が23日(日)死去したことが明らかになった。98歳だった。
フレデリック・カマカ氏は、1916年に創業されたウクレレ製造メーカーであるカマカ・ウクレレの創設者であるサミュエル ・カマカ・シニア氏の息子で、1920年代に父のサミュエル 氏が最初のパイナップル型のウクレレの特許を取得してから何十年にもわたり、兄弟でビジネスパートナーであるサム・カマカ・ジュニア氏とともに、カマカ・ウクレレの経営に携わっていた。
フレデリック氏は2022年3月にサム氏が死去後、カマカ・ウクレレの社長に就任。96歳になるまで、工場で行われているツアーに参加し、子ども時代にキングストリートにあった父親のウクレレ店の思い出やハワイのウクレレ職人の豊かな歴史などについての伝承を行っていた。
なお、フレデリック氏とサム氏の兄弟は、2012年にウクレレ殿堂博物館に殿堂入りしている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ