ホノルル市長がバーなどでのオピオイド拮抗薬の常備義務付け案を承認

2023.07.28

日刊ローカルニュース

ホノルル市のブランジアーディ市長は25日(火)、市内にあるバーやレストランで、オピオイド系薬物の過剰摂取から命を守る緊急拮抗薬の「ナルカン」の常備を義務付ける法案28に署名した。

「ナルカン」は、緊急時用のオピオイド解毒剤として知られている鼻腔用スプレーで、ホノルル市の種酒類委員会では、島内にあるバーやレストランに対して無料のスターターキットを配布するほか、オピオイドの供給元から当局に支払われる和解金の一部を活用し、より多くの容量のキットを配布する計画を進めている。

ホノルル市は、米国の主要都市として初めて、リスクの高い会場でのナルカンの使用を義務付けた都市で、ブランジアーディ市長は「フェンタニルとの戦いにおいてこの法案を提出しなければならなかったという事実そのものが、本当に前例のないことです。 フェンタニルは、麻薬との戦いにおいてこれまでに経験したことのない、人々の生命に対する脅威であり、法案28はフェンタニルとの戦いに対抗するために導入されました」とコメントしている。

ホノルル救急センターのジム・アイルランド所長は「残念ながら、過去2週間で、以前は週に1件程度だった過剰摂取の症例が増加しており、今では1日あたり2~3件の過剰摂取症例に対応しています。また、過剰摂取した人の大多数は自分がフェンタニルを摂取していることを知らないのです」とコメント。フェンタニルの過剰摂取事件が増加しているとして警鐘を鳴らしている。

参考:ハワイ・ニュース・ナウ

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