オアフ島にあるホノルル・コミュニティ・カレッジは、同校のウエブサーバーが今年6月にハッキングされていたと発表。同校に在籍している約2万8000人分の学生のデータが影響を受けた可能性があるほか、同校が保有している機密データが公に公開されないよう、ランサムウェアの攻撃を仕掛けた攻撃者と交渉を行ったことを明らかにした。
UH側は「侵害されたデータに約28,000人の個人情報が含まれている可能性が高いと判断した後、ハワイ大学当局は、機密情報が侵害された可能性のある個人を保護するために、攻撃者と交渉するという難しい決断を下しました。 この決定プロセスにおいて重要な考慮点は、攻撃を行った犯行主体が、影響を受けた団体との合意に達しなかった場合、盗まれた個人の個人情報を公に掲載した前歴があることでした。UHはサイバーセキュリティ専門家の外部チームと協力して、違法に入手したすべての情報を破棄することで攻撃者側と合意に達しました」とコメント。現在、ハッキング被害にあった可能性がある対象者に通知するとともに、情報が漏洩している可能性がある元学生現役の学生、教職員に対し、1-833-627-2706まで電話するよう促している。
なお、UHではコミュニティカレッジのITインフラを復旧する作業が進行中であるとコメントしている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ