ホノルル市当局は、オアフ島のアラワイ運河で計画されている橋の建設費用として、2,500万ドルの連邦助成金を獲得したと発表した。
アラワイ運河で長年にわたって検討が続けられてきた橋の建設プロジェクト「アラ・ポノ(Ala Pono)」は、ワイキキ側のカライモク通りからマウカ側のユニバーシティ通り地区に、約300フィートの横断歩道と自転車専用橋を建設するというもので、橋が利用できるのは歩行者や自転車利用者のみで、車両の通行は不可となっている。
当局関係者は、アラ・ポノ・プロジェクトが安全性の向上に加え、車の代わりに徒歩や自転車への移行を促進することで環境の持続可能性と排出量の削減につながることを期待しているとコメントしている。
なお、今回2,500万ドルの資金が確保されたため、市と関係者は現在、橋の用地計画と設計を最終決定している真っ最中で、現在提案されているコンクリート斜張橋には、運河の水面から14フィートの高さの床版が含まれており、橋建設後もカヌーやその他の伝統的な慣習を引き続き行うことができる。また、関係者は、橋のデザインには、漁網、滝、伝統楽器の抽象化など、運河とワイキキの固有の文化的側面を組み込むことを望んでいるとしている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ