マウイ郡当局は9日(水)、大規模な林野火災によって島西部のラハイナ地区が壊滅的な被害を受けたほか、少なくとも36名の死亡が確認されたと発表した。
当局では、死亡が確認された36名は全員ラハイナ地区の在住者で、引き続き消防団による消火活動と生存者の捜索を行っているとしている。
マウイ郡のビッセン郡長は、9日(水)に上空から行った調査で、ラハイナ地区周辺で271の建造物が火災によって被災していることが確認され、現在も一般の立ち入りは禁止となっているほか、島内ではラハイナ地区を含む3地点で大規模な火災が続いており、今回の火災によるすべての被害等は現時点で把握できていないとしている。
なお、マウイ島では数千人の市民が島内にあるシェルターに避難しているほか、被災者が利用できるようにとトイレを開放しているウォルマートの駐車場などには、車内で寝泊まりする被災者も数多く確認されており、当局では、マウイ郡の緊急対応は逼迫しているとして、不要不急でのマウイ島への来訪は控えてほしいとしている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ