米の大手電気通信事業者であるベライゾン社は10日(木)、マウイ島の島民にインターネットサービスを提供するため、ポータブルモバイル ホットスポットの配備を開始したと発表した。マウイ島では、大規模な火災発生後にインターネットなどの通信手段が切断されている。
ベライゾンでは、マウイ島で現在もっともインターネットなどの通信手段が必要とされている島の西側、マアアラエアの西側、ラハイナ、カパルア北部の避難場所に衛星ベースのモバイルホットスポットの第一陣を配備すると発表するとともに、島にいるベライゾンのエンジニアが、影響を受けた地域でのサービスをできるだけ早く安全に復旧できるよう取り組んでいるとしている。
また、AT&Tの広報担当者は、地元当局と協力しながら、SatCOLT(小型トラックに搭載された衛星セル)、セルサポートを備えたドローンなど、必要とされる設備を島全体に配備するプログラムを進めているとしているほか、Tモバイルの広報担当者は、同社の携帯電話サイトは火災の間もよく持ちこたえているものの、商用発電の停電により一部の顧客へのサービスが中断される可能性がありるため、今後、迅速にポータブル発電機を備えたチームを配備することを優先事項にしているとコメントしている。
なお、ベライゾン、Tモバイル、AT&Tの3社は、マウイ島住民の通話、テキストメッセージ、データの超過料金を免除するとしている。
参考:KITV4