マウイ郡のビッセン郡長は17日(木)、マウイ島の緊急事態管理庁のハーマン・アンダヤ長官が健康上の理由で辞任したと発表した。
アンダヤ長官は、16日(水)に行われた記者会見で、ラハイナで緊急サイレンを作動させなかったことについて、サイレンは山火事も含めてあらゆる危険と考えられているシチュエーションで作動するべきものであるにもかかわらず「サイレンは津波対策で設置されたものであり、鳴らせば津波が発生したと勘違いした島民が、高台のある山へ向かう危険性があり、サイレンを鳴らすことで島民をさらなる危険にさらす可能性があったと」釈明したほか、火災発生時にアンダヤ長官がマウイ島ではなくオアフ島に滞在中だったことなどから、アンダヤ氏の緊急事態管理庁長官としてのリーダーシップに関して疑問の声が噴出していた。
なお、ビッセン郡長はアンダヤ長官の辞任について「我々が直面している危機の深刻さを考えると、私のチームと私はできるだけ早くこの重要なポジションに誰かを配置するつもりであり、近いうちにその発表ができることを楽しみにしています」とコメントしている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ