ロックバンド「エアロスミス」のボーカリストであるスティーヴン・タイラー氏が2日(土)、フィラデルフィアで行ったバンドのツアー初日に、火災によって大きな被害が出たマウイ島の経済を回復させるため、旅行者ががマウイ島に戻ってくることを望んでいるとして、マウイ島への来訪を呼び掛けた。
マウイ島に不動産を所有しているタイラー氏は、バンドのヒット曲「ドリーム・オン」を演奏する直前、聴衆に対して「ラハイナについて考えるときは、南マウイのことを思い出してください。パイアとハナは今まで通り美しいままで訪れるべき場所です。そして、来訪することでより美しい場所とすることができるのです」とコメント。火災の被害を受けなかったマウイ島の2つのリゾートタウンを訪問することが、マウイ島の復興につながると語った。
ハワイ州のグリーン州知事を含む当局関係者は、ラハイナ地区で大きな被害が確認された直後、訪問者に対して島の復興中にはマウイ島を訪問しないようにとコメントしたものの、その後、島の復興には観光客の来訪が不可欠であると判断。ラハイナを含む西マウイ地区の一部の地域では引き続き訪問者の立ち入りが制限されているものの、島のほかの地域は問題ないとして、地域経済活性化のためにもマウイ島へ訪れてもらいたいと呼び掛けている。
参考:KITV4