マウイ島での失業保険の申請処理が遅延

2023.10.15

日刊ローカルニュース

マウイ島での大規模な火災発生後、15,000名以上の住民が当局に対して失業保険の申請を行っているものの、申請の承認等が遅延していることが明らかになった。

ハワイ労働労使関係局長のジェイド・ブテイ氏は「できるだけ早く失業保険の申請を処理するよう努めており、私たちのスタッフは年中無休で働いています」とコメント。失業保険の申請が遅延しているのは、人員不足と使用しているコンピューターシステムが古いためであるとしている。

当局によると、新型コロナウイルスのパンデミックで、大量の失業保険の請求処理の問題が明らかになった後、同局は新しいコンピューターシステムを導入する予定としていたものの、最近、ベンダーとの契約が解除されたと説明。当局では年末までに新しいベンダーとの契約を締結する予定ではあるものの、新システムが効率的に稼働するまでは数年かかる可能性があるとしている。

ブティ氏は、失業保険の申請を正確に処理するには3~4週間はかかるが、身分証明書やそのほかの必要な書類が不足しているケースも多く、本当に失業保険を必要としているか否かを的確に判断するための調査等で申請処理に時間がかかっているとコメント。

このほかブティ氏は、失業保険の申請者の中には、怪我をしていたり、精神的に仕事に戻る準備ができていない可能性がある人など、失業保険の代わりに災害失業支援に切り替える必要がある人も多く、約2,200名のそれらの人々のうち800名は、身分証明書の提示等で問題が確認されており、手続きの遅延の一因になっているとしている。

参考:KITV4

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